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MCPとSkills、どちらを選ぶべきか:IBMが解説するAIエージェント構築の使い分け

MCP vs Skills: Which Is Right for Your AI Agent and LLMs?
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TL;DR · この記事で分かること

  • 1 LLMに正しい答えを出させるには正しいコンテキストを与える必要があり、役割やタスクだけを与えるのがプロンプトエンジニアリング、追加情報まで含めるのがコンテキストエンジニアリングだと整理する。
  • 2 MCP(Model Context Protocol)はAIモデルが様々なデータソースと会話する方法を標準化し、サービスのAPIをLLMが扱いやすいシンプルな形式に抽象化する。
  • 3 MCPはLLMとデータソースの間の標準化されたレイヤーであり、ほぼすべてのAIツールがサポートしている。
  • 4 MCPは外部データを与える問題を解決したが、LLMが持っていないドメイン知識を毎回同じ形式で再現可能に与える手段が欠けていた。
  • 5 Skillsは基本的にメタデータ付きのMarkdownファイルで、タイトル・使うべき場面の説明・実際にLLMに渡されるプロンプトから構成され、フォルダにまとめられる。
  • 6 リアルタイムかつ厳密に権限管理されたデータアクセスが必要な場面ではMCPを、再利用可能なカスタム能力を軽量に追加したい場面ではSkillsを選ぶとよい。
  • 7 MCPもSkillsもどちらもオープンソースで主要なAIツールに広くサポートされており、今日からローカルで使い始められる。

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プロンプトエンジニアリングとコンテキストエンジニアリングの違い

LLMは膨大な情報で学習された『予測マシン』のようなもので、多くの質問に答えられるが、正しい答えを引き出すには正しいコンテキストを与える必要がある。役割とタスクだけを与えるのがプロンプトエンジニアリングであるのに対し、データのフォーマット方法やチーム固有のデータベース設定など追加情報まで与えることをコンテキストエンジニアリングと呼ぶ。この違いを理解することが、MCPとSkillsという2つの手法を使い分ける前提になる。

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MCP:外部データソースとの標準化された対話

エージェントがCRMのデータを必要とする場合を例に、MCP(Model Context Protocol)がどう機能するかを説明する。サービスのAPI仕様書やトークンをそのままLLMに渡して『間違えないように』と祈るのではなく、MCPはAIモデルが様々なデータソースと対話する方法そのものを標準化する。サービスのAPIをLLMが扱いやすいシンプルな形式に抽象化し、認証も処理する。MCPサーバーはIDEやAIアプリケーションに組み込まれ、LLMが必要な情報についてJSONリクエストを生成し、それをPOSTやGETリクエストに変換してサービスを呼び出す。ほぼすべてのAIツールがサポートする標準化レイヤーだ。

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Skills:再現可能なドメイン知識の付与と使い分けの基準

MCPは外部データを与える問題を解決したが、LLMが持っていないドメイン知識——例えば営業チームが望むCRMデータのフォーマット(顧客名・連絡先・そして『好きなクッキーの種類』まで)——を毎回同じ形式で再現可能に与える手段が欠けていた。LLMは本質的に非決定論的なため、この『毎回同じフォーマットにする』という要求は簡単ではない。

Skillsは基本的にメタデータ付きのMarkdownファイルで、タイトル・使うべき場面の説明・実際にLLMに渡されるプロンプトから構成され、フォルダにまとめられる。必要なときだけLLMのコンテキストウィンドウに自動的に読み込まれる点が特徴だ。リアルタイムかつ厳密に権限管理されたデータアクセスが必要な場面(VMの稼働状況の確認など)ではMCPを、再利用可能なカスタム能力を軽量に追加したい場面(投資データの取得・分析など)ではSkillsを選ぶとよい。両者はどちらもオープンソースで、多くのAIツールで広くサポートされており、今日からローカルで使い始められる。

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編集部の視点

この解説の価値は、MCPとSkillsを『どちらが優れているか』ではなく『何を解決する技術か』という切り口で整理し直している点にある。MCPが『外部データへのリアルタイムかつ権限管理されたアクセス』を、Skillsが『再現可能なドメイン知識の注入』を担うという役割分担は、実際にAIエージェントを設計する際の判断基準として明快で実務的だ。特に『MCPの設定はSkillsだけで十分な場面には過剰(overkill)になり得る』という指摘は、技術選定において常に最も強力な手段を使えばよいわけではないという原則を思い出させる。IBMという企業向けインフラを長年手がけてきた企業からの解説であるだけに、エンタープライズ環境でのAIエージェント設計における実用性の高い判断軸として参考になるだろう。

出典

MCP vs Skills: Which Is Right for Your AI Agent and LLMs?

IBM Technology

MCP vs Skills: Which Is Right for Your AI Agent and LLMs?

動画公開日 2026/7/7 8 分 8,910 回再生

この記事はYouTube動画の字幕をもとにClaudeで自動要約しています。細部のニュアンスや正確な発言は元動画をご参照ください。

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